急成長の歪み

前回の続きとなりますが、急成長の際には歪みというものがつきものだと考えています。これは前職の際に経験しました。

もちろん、急成長といっても月商で数十万円レベルの話なのか数千万円の話なのかで違いはあります。月商で考えるか来店数で考えるかによっても、同じ月商でも話は変わってきます。

いずれにしても、成長が順調な時や改善が順調な時に陥る「何か」は必ずあると考えておかなければなりません。

前職の時のこと・・
前職は過去にも何度か触れていますが、5年連続赤字店舗に配属になり、これを1年で±0に、もう1年かけて黒字に転換した経験があります。その後は数年間黒字を維持出来たようですが、黒字転換から約1年後に私はヴォラーレに転職したので、その後の数値は判りません。

ただ、その赤字から±0を目指した時期には結構な歪みが生じました。
ちなみにここでいう当時の話・・
赤字=基本的に店が暇(忙しい日もある)
±0=暇ではない(忙しい日も多い)
黒字=忙しい日が基本(暇な日もある)
という感じです。

この歪みは何か・・それは、従業員の意識とスキルです。
要は、店舗状況が順調に改善されるにつれ、お客様の数は増え、求められるスキルもサービスの質も上がってきている中で、従業員の意識やスキルの成長(改善)がこれについてこれなかったのです。

もちろん、従業員たちも頑張っていましたし、それがあったからこそ状況は改善されていったのは間違いないのですが、しかし今まで数年間かけて蓄積されていた負のエネルギーを断ち切るのはそう簡単な話ではありませんでした。

少なくとも当時の従業員意識は、「新しくやってきた口うるさい社員さん(私)の言うことを聞いておこう」というものであって、【その後に起こり得る変化】に対応しようというものではなかったと思います。

そして、その従業員の意識の歪みは
【基本的に暇なことを前提に考え、忙しくなれば対応する、というか追われる】、
スキルの歪みは、
【暇な時に80%しか発揮していないので、いざ忙しくなれば必然的に精度が落ちる分50%程度までパフォーマンスが落ち、ミス率も高くなる】
というものでした。

それはそうです。上記の考え方をしている従業員のスキルが高いはずがありません。もちろん中には、本質を理解し先回りしていた従業員もいましたし、その人達は後のリーダーとなれました。

ただ、この時に学びましたが、間違いなく「発展」よりも「改善」のほうが膨大なエネルギーを消耗します。改善は大変です。ストレスで背中が爛れる(ただれる)という現象まで体験しました(汗)

となればどうする必要があるかというと、業績改善や発展が達成される時点で既に従業員をその水準の意識レベルに導いておく必要があるのです。その時が来てから、慌てて頑張れ頑張れと言っても間に合いません。

当時は様々な改善が必要過ぎてとてもではないですがそこまで取り組めませんでした。結局その時は時代の変化と共にというか、大幅な人員の入れ替えに繋がりました。

その急激な変化についてこれない従業員が去り、面接段階でマインドセットをされている意識レベルの高い新人が入り、残った意識やスキルの高いベテランと、その新人達の成長と共に店舗は連続黒字時代に突入したのです。新人教育を初期に徹底することの重要性はこの時代に学びました。そう、改善するのは大変なので、初期に徹底することが最善なのです。

ですので、これを今のEC事業や弊社全体と置き換えると、順調に事業成長や会社戦略が発展してきているのはいいのですが、このまだ「過程」と言える内にこの先事業や会社が到達するレベルに従業員を育てておかない(或いは、自立的に育ってもらえない)と、その時に歪みが生じるということです。

このような裏要素も見据えた上で事業発展していければ、今はきついかもしれませんが、後々で報われるのです。弊社ではそのような成長の仕方を目指していきます!

Comments

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急成長の歪み への2件のコメント

  1. まや より:

    なんかいい話っすね!
    やっぱ今迄の人生の蓄積が現在のその人そのものなんだなあ、、、と、過去の聞くと思います。

  2. しょんた より:

    これからも歪みねぇ大谷さんであり続けて下さい!フォローありがとうございました!

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