三五郎小屋へ行ってきた⑪完 IN山形蔵王

前回のお話はこちら

さあ、いよいよこの旅も終わりだ。後は無事に帰路につくのみ。
幸い午後から晴れ渡っているので、行きのような猛吹雪や凍結にやられることも無さそうだ。

とはいえ、前回の写真のように半端ではない雪が車に乗っかっている(推定30cmぐらい)ので、先に下山した私と大谷号はエンジンをかけてエアコンの社内熱で外を溶かしていくことに。

しかし、悲劇はまだあった。
そう、我々の旅はこんなものでは終わらない。

我らが誇る優秀な幹事、鈴木いっぺー。そう、久々登場のこの男が最後に魅せてくれたのである。

すっかり満足して下山してきた彼。先に暖気状態に入っていた私は、そんな彼に車のエアコンを付けて雪を溶かすことを勧めた。
そこは理解と効率化の上手い彼だ。早速エアコンをつけ、無駄に時間を過ごすことなく彼はインターンスタッフと共に温泉に行ったのである。

それから約1時間後・・
ヴォラリアンA「大谷さん、蒲原号(アルファード)のエンジンがかからないっす」

・・そんなはずはない。むしろ、鈴木いっぺーがエンジンはつけて行ったはずだ。

カチッ(エンジンスイッチ音)・・・
カチッ(エンジンスイッチ音)・・・・・

・・うむ。
どうやらバッテリー上がりのようだ。恐らく彼は、時間効率を気にするあまり、エンジンをつけずにエアコンだけをつけていったのだろう。効率化も考えものである。

仕方ないので、駐車場のスタッフにコードを借りて、大谷号(エルグランド)のバッテリーを流すことに。
蒲原号(アルファード)と大谷号(エルグランド)は前後逆に駐車をしていたので、大谷号の駐車向きを変えようとすると・・

ギュルルルルルルルッ

・・うむ。
どうやら雪のせいでタイヤが空転するのである。そういえば、昔ヘレナで合宿をした時にもこんなことがあったような・・というデジャブを感じながらも、雪を掻き出す私。

こうして、最後の最後まで記憶に残らざるを得ない旅になった。これを書いている今となっては良い思い出だ。

まさかの雪掻き

 

 

 

 

 

 

まさかの車押し

 

 

 

 

 

 

 ※旅の様子

–<一同の旅の沿革>——————————————————–
・数ある宿の中から何故か三五郎小屋を選んでしまう。
・出発予定時間後を過ぎてから出発準備に幹事現る。
・下道優先で山形蔵王を目指す(途中で気付く)。
・ETCバーを当て逃げする。
・ETCレーンで人生初停車する。
・山形蔵王がこの冬一番の猛吹雪に見舞われる。
・私服にドンキホーテの袋持参でゲレンデに足を踏み入れる。
・私服にドンキホーテの袋持参でリフトに乗る。
・猛吹雪を耐え凌ぐ為に鞄に頭を突っ込む人現る。
・リフトでの余りの寒さに臨死体験をする人現る。
・三五郎小屋付近で遭難する。
・三五郎小屋の暖房が入っていない事実に驚愕する。
・三五郎小屋の部屋が狭くて旅行社に幹事がクレームの電話を入れる。
・スキー場での一日をトランプで過ごす。
・人生初ウィンタースポーツを子供用練習斜面で30分程滑り終了する人現る。
・車がバッテリー上がりになる。
———————————————————————————-
こうして今回の旅は幕を閉じたのである。
旅から帰還後に彼(鈴木いっぺー)は今回の旅のことをこう振り返った。

「今回はいい経験になったね!」と。

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